歌舞伎の演目で大泥棒が「絶景かな絶景かな」と言った、南禅寺の山門からの桜の眺め。
青森の桜も、南禅寺に負けず劣らず美しく咲いています。
令和3年(2021年)は桜の開花が早く、青森でも4/18の段階で、すでに満開。
コロナ禍で桜祭りを中止する市町村が多いですが、
家族でおいらせ町の下田公園に行き、自分史上最も早い「ファミリー花見」をしてきました。
「花よりだんご」とは言いますが、せっかくなら「花もだんごも」一緒に楽しみたいもの。
南部地方ならではの「じゅねもち」も用意して、大人も子供も満足できる一日を過ごせました。
絶景かな 下田公園の展望台から眺める桜
おいらせ町の下田公園は、高さ30メートルの展望台がシンボルの、四季を通じて自然を楽しめる公園です。
春にはたくさんの桜が咲きます。
遊具広場にはアスレチックもあり、子連れで楽しむにはピッタリの場所です。
4月18日(日)、雨上がりの下田公園には、車がたくさん。
みんな考えることは一緒。
展望台近くからの眺めがとてもいいので、家族みんなで展望台を目指して歩くことにしました。
展望台を目指して歩く前に、公園内のトイレで用を済ませましょう。
男性用・女性用のほかに広めの共用トイレもあり、赤ちゃんのおむつ替えもできます。
さて出発。
遊具のある広場を通り抜けるときに、息子が「ぞうさんのすべり台やりたい」と。
水たまりがないときに、今度は是非ともすべりましょ。
公園の左側にある階段をのぼってGO!
短めの階段でも軽い息切れ。日ごろの運動不足を実感します。
中腹につきました。
振り返って桜を眺めます。
仰ぎ見た桜と青空が美しい。
さて、また階段をのぼるぞ~
えっさ、ほいさ、えっさ、ほいさ
娘は元気いっぱい。
展望台のふもとまで到着。
眼下に広がる景色をしばし眺めます。
展望台の近くには、藤棚のある東屋やキャンプ場もあります。
東屋に腰を下ろして、しばし休憩。
今こうして、春の花咲く景色を楽しめるのは、誰かが桜を植えてくれたおかげ。
数十年以上前に、私たちの知らないところで、先人がこの景色を作ってくれたおかげ。
顔も知らない誰かから、時を越えたプレゼントを受け取っていることに、じ~んと心が温かくなります。
この桜を植えて、まちづくりをしてくれた先人に感謝です。
ありがとうございます。
ちなみに、今回は展望台の上まではのぼりませんでした。
- 「公園で遊びた~い」という子供たちの要望
- 午後遅くなるにつれて雨の確率アップの天気予報
- 足が疲れた
などの理由です。
昨年は展望台の上まで行きましたので、いつか写真をアップできるといいなと思います。
花を見ながら、南部地方ならではの郷土食「じゅねもち」に舌鼓
花を見るだけではなく、だんごも楽しみたいですよね。
結婚して南部地方に暮らすようになってから、大好きになったのが「じゅねもち」。
「じゅねもち」とは、炒った「じゅね(=えごま)」を混ぜた味噌だれを串もちにつけて、よ~く焼いたお餅です。
同じ青森県内でも、私が住んだことのある青森市や弘前市では見かけなかった食べ物です。
青森県南部地方ならではの郷土食といってもいいでしょう。
下田公園の近くにある「アグリの里・おいらせ」で、炭火で焼いた「じゅねもち」と「みそだれもち」を購入し、桜を見ながら食べました。
黒いのが「じゅねもち」、茶色いのが「みそだれもち」。
この炭火であぶった「じゅねもち」「みそだれもち」がやめられない・止まらないのです。
買ってから、展望台付近まで持って行っても、まだほんのり温かいのが嬉しくなります。
カリッと香ばしく焼けていて、ほんのり甘いじゅねだれの味。
甘じょっぱくて食べやすいみそだれの味。
もっちりした五平餅のような食べやすい食感で、大人も子供も大満足でした。
地面に落ちた桜を拾い集めて遊ぶ子供たち
子供たちは地面に目線が近いためか、大人とは違う楽しみ方をよく発見します。
特に娘。
小さいときから地面に落ちているものを拾って集める習性がありました。
今回もいかんなく発揮。
「桜が落ちてたよ!」
「つながってるのも落ちてた!」
地面に落ちた桜の花すら宝物。
持ち前の収集癖を発揮して桜を集めていました。
一方そのころ、息子は落ちていた木の棒で何かと戦っていました。
まとめ
桜とじゅねもちを楽しんできました。
子供たちも楽しんでいたようで、充実した春の晴れ間のひとときを過ごせました。
有名な桜の名所もいいですが、近くにも桜の名所があるものです。
コロナ禍ではありますが、近場で花も団子も楽しめました。
へばの~
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